春日宿舎のネットワーク事情(2)

春日宿舎ネットワーク分析シリーズの第2回です。今回はポート制限について調査してみたいと思います。今夜、というかこの実験が終わったら東京に帰ろうと思うので、手早く終わらせますね(笑)*1
本学の学情管轄下の多くのネットワークにはポート制限がかかっているんだから、春日ブランチだって例外ではないはず…!だってそうじゃなかったら、勝手にサーバが乱立してしまいますからねえ。と、思ってたんですけどね。
失敗を覚悟で実験、ネタとして。どうやって実験するか迷ったけど、時間もないのでとりあえず手っ取り早く、Webサーバを立ててみることにしました。とはいえ、メインで使ってるWindowsのノートPCにWebサーバを入れるのは面倒だし、少し抵抗が…というわけで、手元にあるMacOSXでWebサーバを起動することに。ご存知の通り、MacOSXはの正体はDarwinというUNIXにAquaというXウィンドウマネージャを搭載したもので、Apache等のサーバソフトも標準搭載。よって「システム管理設定」からボタンひとつでWebサーバを簡易起動することができるという、ある意味スグレモノ。というわけで、今回はこれを使って実験してみます。
実験方法は簡単。MacでWebサーバを起動し、ルータで80番のポートをそのMacにまわすようポートフォワーディングを設定。あとは、メインで使ってるWindowsのPCから実家のネットワークにSoftEtherで接続し、リモートで実家から宿舎部屋のサーバにアクセスする。まあ、ダメもとですので最速簡単な方法でやってみました。
というわけで実験開始。サーバを起動しリモートでアクセス…できるわけねーよなー^^とか楽観してたら…
宿舎サーバ・成功
あ れ ?
なんか、きちんと表示されるんですけど。テスト用に作った超簡易ページがきちんと表示されるんですけど。え、なに、80番あいてるの?
ビックリしましたよ。まさかと思ってたのに、本当に80番があいてる。何故今までこんなオイシイ仕様に気づかなかったんだろう…。というわけで、80番が開いていることは確認されました。一応念入りの確認のために、それになかなか面白いので、Macサーバを起動させたまま東京に来ましたので、試しにアクセスしてみて下さい(笑)面白かったのでサブドメインまで割り当てちゃいましたが、逆引きしてみれば宿舎IPであることが分かると思います。
http://kasuga.tojou.com/

今日は時間がないので、80番だけしか確認できませんでしたが、時間に余裕ができたら80以外のポートについても調べてみようと思います。さて、グローバルIP+80番開放」となかなか面白い事になってきた春日宿舎のネットワーク事情。この調子で次回は、回線速度の実験でもしてみようかなと思っています。他にも何かやってほしい実験とかのリクエストがあれば、遠慮なくコメントで書いてください^^

*1:一応、筑波大学のネットワークにあまり詳しくない図情の方のために、簡単に説明。筑波大学内にはいろんなところにLANの端子があり、無線LANの電波も飛び交っていますが、その多くにポート制限がかかっているらしいです。ポート制限とは、LANを介して通信を許可されるポート番号の制限です。つまり、いくらグローバルIPが割り当てられてるからといって、何でもかんでも勝手に通信できるというわけではなく、普段は遮断されているポートを利用するには学情に申請をしなければなりません。残念ながらうちはネットワークには未熟なので、このくらいの概説しかできませんが、普段は本学のネットワークを使わない図情の人は、研究の時とかのためにも覚えておくと良いかも…。